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上新庄瑞光校
【かみしんコラム①】「分かる」についての話
2023年11月22日
こんにちは!
上新庄瑞光校です!!
突然ですが皆様、
「分かる」という言葉を聞くと
どのようなことイメージされますか??
・解けなかった問題が解けるようになること
・テストで100点を取ること
様々な状況が思い浮かびますね。
もう少し深堀して考えていきます。
下の図をご覧ください。
この図は数学の座標を使って、
「分かる」の状況を4つの象限で表してみました。
それぞれの意味としては、
① 分かっていて、分かっているつもりだ。
② 分かっているが、分かっていないつもりだ。
③ 分かっていなくて、分かっていないつもりだ。
④ 分かっているつもりだが、分かっていない。
といった具合です。
皆様はどれが一番良い理解の状況だと思いますか??
やはり、分かるためには
自分自身が分かっていることを認識している必要があるから、
①を選ぶでしょうか??
それも正しいし、色々な見方ができると思います。
私の個人的な見解としては、②が一番良いと思っております。
なぜなら、分かっているつもりであるということは、
それ以上の知識の発展性がないからです。
例えば、定期テストでは
基本的に学校のワークからの出題がメインなので、
与えられた課題を反復演習することで高得点を取れることが多いです。
そこで自分はできる人間だと思い込んでいると、実力テストや模試などで、見慣れない問題が出てきた際に全く太刀打ちできなくなります。
そういった生徒は多数いるのではないでしょうか?
数学で勉強する公式などは、公式を使って問題を解けても
公式がなぜ正しいのかまでは知らず知らずのままになっていることが多いですね。
このように定期テストでまずまずの点数を取れても、
本質的な理解に結びついていないケースって多々あるんですね。
また、分かったつもりでいると、
それ以上深く学んでみよう・もっと知りたい!
という意欲が薄れがちになります。
「授業を受けて少しずつ問題が解けるようになったけど、
まだわかっていない部分があるかもしれないからほかの問題もやってみよう!」
そのような心理状況にある生徒は間違いなく伸びていく、
ということは自分が教える立場になって気づきました。
私自身の中学時代は②のような理解状況になれていませんでした。
少し点数が良ければ有頂天になって、変なプライドが邪魔をして誰かに教えを乞うこともなかったと思います。
それも相まって、謙虚に自己研磨に励むことができる生徒には本当に感心します。
したがって、上新庄瑞光校に来る生徒たちには質問マスターを目指してもらいたいと思っております。
(質問してくる生徒はほとんどいませんが…。もしかしてうちだけ?汗汗)
何を伝えたいかというと、
「1回で分からないことは恥ずかしいことではない!」
ということです。
① 1度解いたことがあるからといって分かっているつもりになるのではなく、
色々なパターンを試してみる。
② そこで躓いた際に、先生に相談する。(躓きがなければそもそも学習とは言いません)
③ もらったアドバイスを基に実践。(大事なのは自力解決!←教師はサポート!)
というように、生徒たちには常に目標のその先の自分をイメージしながら
向上心を持ち続けてもらいたいと思っております。
おかげさまで、進学ゼミナール上新庄瑞光校も開校1周年を迎えます。
勉強面だけではない、
本気でやる子を一人でも多く増やしたい!と思い続け、
その教育理念に共感していただける地域の皆様も増えてきました。
心より感謝いたします。
今後も生徒たちの目指す姿を実現するため、
手厚くサポートさせていただきますので何卒よろしくお願いいたします!🔥