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寺田町校

【寺田町校】校舎ブログ176 読み方スキルで東大合格

2026年06月30日

こんばんは。
わくわくする記事を拝見しましたのでご紹介します。

「読み方スキル」で東大合格!? 元渋渋教員が説く読解力の育て方

ただ読むだけでは、読解力は身につかない
単なる受験テクニックではない
 読解力に自信ありますか?

 

 この度発売された「東大合格者が身につけた 一生使える『読み方スキル』」(東洋経済新報社)は、読み方のコツをルール化して、スキルとして身につけられるようにした本だ。

 

「東大合格者が身につけた 一生使える『読み方スキル』」(東洋経済新報社)

 著者の市野瀬早織さんは、私立中高一貫の進学校、渋谷教育学園渋谷中学高等学校(以下、渋渋)で、10年間、国語の教師として生徒たちを指導。その間に、学校の偏差値はメキメキ上がり、当時としては飛躍的に東京大学の合格者が増え、5人に1人が東大に進学するまでになった。

 

 読解力を磨くことで、書く、話すという能力はもちろん、他の科目の成績にも確実に影響が出たそう。

 ただ読んでいるだけでは読解力は身につかない、というのが、市野瀬さんの持論。30のルールを体系化し、授業を通して練習することで成果を上げてきた。

 

 いま、社会人として一見活躍をしている人でも、読解力が今一つのためにチャンスを逃しているケースは少なくないという。今からでもそれを改善できるのが、この本なのだ。

 

 13歳の中学生でも理解できるようになっているが、むしろ、大人が読むと驚きの連続。

 市野瀬さんへのインタビューと、本書からの抜粋で、「読み方スキル」の価値を探っていきたい。

 

ただ読むだけでは、読解力は身につかない
 ――読解力というと、やはり、本をたくさん読んでいる人が強いという思い込みがありましたが、そうではなくて、ルールだというのは、本当に目からうろこが落ちる思いでした。

 

 ◆渋渋で10年間国語を教え、生徒の成長ぶりをずっと身近で見てきました。多くの子が確実に読解力を伸ばし、東大に進学する生徒も、毎年のように輩出されるまでになったのです。

 でも、彼らに生まれ持った才能があったかと言うと、必ずしもそれだけではありませんし、やみくもに本を読めばいいというわけでもありません。ごく基本的な30のルールを身につけることで、「読み方スキル」を着実に育ててきた結果なのです。

「東大合格者が身につけた 一生使える『読み方スキル』」(東洋経済新報社)
 ――渋渋だと、優秀な生徒がたくさん集まってきていそうですが。

 

 ◆読書が好きな子は多かったですね。でも、いろいろな層がいるので、国語力が心配という生徒と個別面談をしたり、親御さんから相談を受けたりすることはもちろんありました。

 そういう子たちも、やはりルールに沿って問題を解く練習を続けていくと、実力がつき、偏差値や得点が上がっていきました。

 ――国語力には、話す、書くという側面もあると思いますが、やはりまず読解力が大事でしょうか。

 

 ◆話すことも、書くことも、段階を踏まないとうまくはなりません。ベースになるのが、全体の構成をきちんと把握する読解力です。

 いま、教育現場では、ディスカッションや、新聞の書評記事のようなものを自分で書くという、自主性のある活動を重視するようになっています。十数年前はまだ主流ではありませんでしたが、私の元勤務校では国語科の教員で相談して、その時から、授業にこの方法を取り入れていました。

 この練習を積んでいくと、読んだ本がどんな話かをパッと相手に伝わるように話せる子が増えました。

 ――自分が言いたいことを、うまく話せたり、書いたりできると、気分が上がりそうです。

 

 ◆一見遠回りなようですが、やはり読解力が先なんです。ただやみくもに書く練習をしてもダメ。相手が何を言いたいのかがわかるようになると、自分で書くときにも、どこをどう強調したらよいのかがわかる。

 せっかくなら、説得力や個性のある文章を書きたいと思いませんか。話す場合も同じはずです。

 ――読解力がなければ上手に話すこともできないし、コミュニケーション能力も高まらないということですね。

 

 ◆読解力をつけるだけではダメで、それを話す現場があるということも重要なポイントです。渋渋では、2、3人でグループを作っての授業もあったのですが、誰かと話さないと成り立たないシステムだったので、必然的にみんなが自分の考えを表現していくようになりました。

 毎日筋トレをするように自己表現をする状態だったので、話して伝えることに苦手意識のある子も、いつの間にか話せるようになっていましたね。

 以前は、5人に1人が東大に進学するような状況ではなかったのですが、だんだん偏差値が全国レベルでトップクラスになってきて。読解力は、物理や数学、他の科目にも影響したと思います。

読解力を磨くことで、国語だけでなく他の科目の成績にも影響が出るという(写真はイメージ)=ゲッティ
 ――昔はよく、新聞を読まないと、読解力は絶対身につかないと言われました。あるいは、読んでいれば自然に身につく、という考え方もあった気がします。

 

 ◆仮に、新聞を読む習慣が全然なくても、読解力は身につきます。実際、中学に入ってからの6年間で、新聞を特に読む習慣のない子でも、高い読解力をどんどん身につけていたわけですから。

 もちろん、大人になってからでも大丈夫です。社会人として仕事をしていらっしゃる方でも、ちょっと話すのは苦手、とか、会議で渡された長文の文章を理解するのに時間がかかる、ということはあると思うのです。

 でも実は、シンプルなルールを理解するだけで、何歳からでも意見をズバッと伝えて相手を納得させる力も、文章の要点を短時間に理解する力もいくらでも改善できます。

単なる受験テクニックではない
 ――読解力があれば、たくましく生き抜く力が身につく、と本にありました。

 

 ◆単純に積極的になれますし、人生を切りひらいていけると思います。何か問題が起こった時には、自分の脳に指令を出さなければなりませんが、常に、これはどうしてこうなっているんだろうと状況を読解していれば、答えがすぐに出てきます。

 こういうことか、じゃあここからやってみようとか、これではうまくいかなそうだからやめた方がいいかもとか、問題を早くに根本的に解決する方法が自分ですぐにわかる。

 受験テクニックで東大に行くこともできますが、その先に残念ながら、学歴はあっても社会では活躍が難しい大人になってしまうことももちろんありえます。

 だからこそ、中高生のうちに一定のトレーニングをして、好きな分野で活躍するための「自分や相手の感情や思考、言動の意味を理解する力」をつけておく。その土台が読解力なんですね。

 ――今はいろいろなメディアがあるので、読書をする時間自体は減っていると思いますが。

本をたくさん読んでいるからといって、読解力がつくわけではないという

 

 

 ◆ただ活字を読んでいれば読解力がつくかというと、ある程度はもちろんつきますが、そうではなさそうだというのが、今の私の仮説ですね。

 たとえば、分厚い辞書のようなゲームの攻略本がたくさんありますが、私が読んでも何を書いてあるのか分からないくらい、専門用語ばかりで成り立っている“専門書”でも、子供たちは内容を読み解いている。

 そんなふうに、ある時はゲームの攻略本かもしれないし、また別のある時は3カ月間で100冊の「名探偵コナン」を読むなんていうことが、読解力を高めていくこともありえます。

 ――大人も、読解力をもっと高める必要がありそうですね。

 

 ◆読むことに関して、総合的にみんなが立ち返ることのできる辞書のような役割として、この本がお役に立てればと思っています。

 本が好きとか読むことが得意という方も、案外、自分の読み方にこだわりやすくなっていて、他の見方がスルッと抜けていたりするんですよ。読み方、見方が変わると、また読書の魅力が増していくこともあります。

 そしてあなたにお子さんがいたら、ぜひご家族で一緒に、読み方の質を上げてみてください。

 ――いまは、「市野瀬教育研究所」を主宰していらっしゃいますね。どのような活動をされているのでしょうか。

 

 ◆日本全国・世界各国にお住まいのお母様方が、ご自身とお子さんの感情・思考・言動の深い読解力をもつための総合プログラムを運営しています。

 教師時代に、読解力こそが、思考力、自己理解力、相手の理解力の基礎となることを確信したのですが、子供だけでなく、むしろ親御さんにこそそのメリットを知ってほしいと思って始めました。

 読む書く話す聞く、この4大技能が総合的に得意になると、インプット力とアウトプット力が高まって、お子様との接し方がとてもスムーズになります。

 お母様が自分と相手の読解力のレベルを上げていくことで、自然と子供は「やる気⇒行動力⇒成果を生む力」の正の成長ループに入っていく。こうなったら面白いですから、「もっと知りたい!」「もっとできるようになりたい!!」が止められなくなります。

 子どもは今何を言いたいのか。それがわかれば、親はどんな言葉をかけたらよいのかということも自然とわかります。読解力は、傾聴力でもあるのです。

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