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寺田町校

【寺田町校】校舎ブログ198 東大・京大入試で合否を分けた習慣の差 その①

2026年07月13日

こんにちは。
駿台の記事ですが、
東大・京大入試における違いについてとてもためになるものになりますので共有いたします。
以下、記事になります。

 

【東大・京大受験2026】合否を分けた習慣の差…駿台が明かす合格者の共通点
 2026年度の大学入試も、共通テストの難化や受験生の動向の変化など多くのドラマがあった。東大、京大の合格を勝ち取った受験生にはどのような共通点があったのだろうか。

 

 今回は、駿台予備学校の東大専門校舎として知られるお茶の水校3号館の校舎責任者である秋庭孝一郎氏と、京都大学を目指す多くの受験生が集まる京都校の校舎責任者である飯塚駿一氏に、2026年度入試のリアルな分析から合否の分けたポイント、合格者に共通する学習習慣や保護者の関わり方などを詳しく解説してもらった。

 

東大・京大の志願者動向に見る、受験生の「攻め」と「守り」
2026年度の東大・京大入試における受験生の動向についてお伺いします。共通テストの難化などの影響はどう出ましたか。

 

秋庭氏:東大は今年、文科一類を除いてすべての科類で志願者が減少しました。前年度から第一段階選抜のラインが厳しくなったことに加え、共通テスト自体の難化が志願者減少に拍車をかけた形です。

 

 文科一類は唯一志願者が増えたのですが、必ずしも法曹や官僚といった仕事に人気が集まっているというわけではありません。共通テストで苦戦した受験生が、第一段階選抜の予想ラインが比較的低く見積もられた文一に「まずは二次試験に歩みを進めよう」と流入した結果とも捉えられます。

 

 東大は第一志望の科類に入学できずとも、3年進級時の「進振り制度(進学選択)」によって希望学科に進むことが可能です。よって東大を目指す受験生は、まず東大に合格することに重きを置いていますから、共通テストが少し思うように行かなかったからといって簡単に志望校を変えることはせず、あくまで「東大の中でどこに出願できるか」を優先する傾向が出ました。

 

現役志向・安全志向の強まりから、東大・京大専願が減っている?
飯塚氏:京大は昨年度、9年ぶりに前期志願者が8,000人を超え、今年度も8,015人と人気を維持しています。関西圏では早稲田大、慶應義塾大などの難関私立大が身近にある関東の受験生と比べると国公立大にこだわる傾向があります。中でも、京大を強く志望する受験生は多いです。

 

理系学部は共通テストよりも個別試験の配点が大きく、挽回が効く傾向にあり、共通テストが難化しても比較的強気に出願した印象です。一方の文系学部は、挽回が容易な配点比ではないため、他大学に志望変更するなど出願者が減った学部もあります。ただ、前年に文系学部への出願者が増えたことを考えると、共通テスト難化の影響は限定的だったと思われます。

 

–最近は現役志向が強いと聞きますが、現場での実感はいかがですか。

秋庭氏:ここ10年ほどで、東大受験者に占める専願の割合は減りました。早稲田大や慶應義塾大をはじめとする難関私立大と併願し、東大が不合格でも合格した私立大に進学する「現役進学志向」の受験生が増えています。

 

 大学入試は少子化の進行で競争が緩やかになっており、東大も例にもれず、志願者が減少傾向にあります。ライバルが減っている今こそ、一歩踏み込んで挑戦する価値があると思うのですが、年々現役進学志向が高まっているのは少々「ねじれ」の構造を感じます。

 

飯塚氏:同感です。お話ししたように、関西ではおもに理系で国公立大志向が強いとはいえ、文系を中心に「現役で関関同立へ」という層が以前より増えた体感はあります。1年浪人して頑張れば十分京大に受かる学力がある生徒から「私立大に受かったので進学すべきか」という相談を受けることが増えました。一方で、私立大に入学しても京大を諦めずに1年次は休学し、駿台に入学するなど仮面浪人の道を選んでいるケースも珍しくありません。

 

東大と京大で異なる「合否の分かれ目」
–2026年度入試において、実際に合否を分けたポイントはどこにありましたか。

 

秋庭氏:東大はアドミッション・ポリシーで、「国内外のさまざまな分野で指導的役割を果たしうる『世界的視野をもった市民的エリート』(東京大学憲章)を育成することが、社会から負託された自らの使命」と謳い、東大生には「広範で深い教養とさらに豊かな人間性を培うことが要求される」と明記しています。これは総合力のある学生を求めていると読み取れます。実際、過年度の東大受験者の成績開示データなどを参照しても、やはり合否の分かれ目は、苦手科目をおろそかにせず、得意科目だけで勝負しない「バランス型」でことが大きなポイントになります

 

 実際このポイントは入試の配点に如実に反映されています。東大入試は、共通テストすべての科目で満遍なく高得点を取らなければ、合格に向けたスタートラインに立つことが難しくなります。さらに個別試験でも「得意科目で稼ぐ」だけでは合格点に到達することができないのが東大入試の特徴です。たとえば理科類の個別試験440点のうち200点は国語と英語です。理系の入試で個別試験に占める理系科目の配点比が約半分しかない大学は東大だけです特に今年は理系数学が難化したため、数学を武器にしていた受験生は差をつけにくい入試になりました。こうした入試では当然、他の科目の得点力が勝負を分けることになります。

 

飯塚氏:京大は、教育理念の根幹として「自学自習」を掲げ、建学以来「自由の学風」を大切にしていることもあり、アドミッションポリシーも各学部の方針に委ねられているのが特徴です。

 

 東大との決定的な違いは、共通テストや個別試験の配点が学部によって異なることです。たとえば共通テストで地歴公民の配点が大きく、個別試験の配点が比較的小さい農学部は共通テストの地歴公民で高得点を取った受験生が出願しやすくなったり、情報の配点が大きい工学部は、今年のように難化すると出願をためらう受験生が増えたりします。

 

 ただ、京大は東大ほどバランスを求めてはおらず、得意科目・不得意科目に多少のムラがあっても合格できます。この点も京大の特徴で得意科目を生かせば逆転するチャンスがあるということです共通テストが7割台だと、東大には第一段階選抜への懸念があって出願が難しいですが、京大は前述のように、共通テスト配点の大きな科目で高得点を確保できれば有利になることもあり、個別試験で一気にひっくり返せます合格者でもほとんどが解けないような難問と確実に取るべき問題を冷静に判断できる「見極め」が合否を分けるのは両大学の共通点ですが、東大に比べて冒険的な受け方ができるという点は京大の面白いところですね。

 

京都大学は建学以来「自由の学風」を大切にしているがゆえ、アドミッションポリシーも各学部に委ねられている

 

東大と京大は入試で何を問うのか
–東大と京大で入試問題の性質や必要なアプローチに違いはありますか。

 

秋庭氏:東大は共通テストの全科目で高得点が必要とされることに加え、個別試験の英語にはリスニング、理系でも国語に漢文、文系は地理歴史2科目が課されるなど、京大と比べても「すべて」をやらなければいけません。ただし東大の問題は、基礎の完成を重視した造りとなっています。もちろん基礎というのは、教科書レベルの易しい問題がそのまま出るという意味ではないですが、教科書に書かれていることを「本質的に」理解して、それを東大の問題、時間配分の中で正しく説明できているかを見極めています。

 

飯塚氏:京大の入試は東大に比べて誘導が少なく、「自分で解法から考える問題が多い」ことも特徴です。思考力、発想力、記述力が求められ、論証に穴がない答案を書けるかがポイントです。出題内容は、東大のようにすべてを求められるわけではなく、試験時間も東大ほどタイトではありません。じっくり取り組んだり深く考えたりするのが得意な人に向いていますし、頻出分野を着実に仕上げながら自分の得意な分野を強化することで、京大合格は十分手が届くと思います。

②に続く

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