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【解説】大阪府公立入試のシステムについて
2023年08月03日
大阪府公立高校入試(一般入学者選抜)について解説していきます!
大阪府公立高校入試は非常に複雑です…
選ぶ高校によって総合点の計算方法が違う・入試問題が違うなど
しっかりと情報をつかんでおくことが重要です。
自分の今の状況やお子様の今の状況を踏まえ
どの高校を選ぶべきか・行きたい高校との差は今どのくらいあるのかを
理解していきましょう!
【学力検査について】
国語・数学・英語・理科・社会 の5科目です。
1科目 90点満点 5科目 450点満点になります。 100点満点ではないんです…
国語・数学・英語は
A問題(基礎的問題)
B問題(標準的問題)
C問題(発展的問題)
の3種類から選択されます。
学校によって選択する問題が違います。
志望校がどのような問題を選択するのかチェック!
参照:大阪府公立高校入試タイプ&アドミッションポリシー 一覧
理科と社会は全学校共通の問題になります。
【内申点について】
1年・2年・3年の学年末の内申点を450点満点で計算します。
比であらわすと
1年:2年:3年=90点:90点:270点となります。
計算方法は、1年の内申×2+2年の内申×2+3年の内申×6で計算できます。
3年の割合が高いですが1年・2年の内申も必要です。
はやめからの準備をしていて損はありません。
また、3年での定期テストの勉強が大切になってきます。
模試や実力テストで忙しくなりますが
定期テストをおろそかにすると内申点に大きな影響が出てきます。
【総合点の算出方法】
内申点450点+当日点450点=総合点900点
で計算するのかというとそうではない高校が基本です。
学校によってタイプというものが設定されております。
それにより内申点重視か当日点重視かが決められております。
タイプⅠが一番当日点を重視しております。
志望校がどのタイプなのかを調べ
今持っている内申点が基準に足りているのか計算したしかめてみてください!
【選抜方法】
総合点の順位によって定員内に入れば合格かもれてしまうと不合格になると
考えられることだと思いますが少し違います…
わかりやすいように300名の定員の学校を例に挙げて説明します。
定員の110%を総合点順に選びます。
その中の90%~110%ここでは271位から330位を
ボーダーゾーンと呼びます。
ボーダーゾーンに入ると
学校独自の基準(アドミッションポリシー)
による選抜が行われます。
自己申告書、調査書の「活動/行動の記録」の記載内容が
その高校のアドミッションポリシーに極めて合致する者を優先的に合格とします。
各校が出しているアドミッションポリシーに合致していると
330位であったとしても合格の可能性が出てきます。
ただ、自己申告書で大逆転を狙おう!と考えるのは リスクが高いです…
90%以内に入って合格できる準備をするのがベストです!
合格最低点を狙っての勉強は避けましょう!
以上が大阪府公立高校入試のシステムです。
ご理解いただけましたでしょうか?
進学ゼミナールでは、志望校にあった進路指導を行っております。
今、内申がどれだけ足りていないか、実力がどれだけ足りていないかなど
現状を把握し、当日合格を勝ち取るために日々サポートしています!
まずは高校を理解し、自分の現状を理解する。
最後にとびっきりの笑顔で合格発表を迎えられるように
講師一同全力でサポートさせていただきます!